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支笏洞爺国立公園について

 支笏洞爺国立公園は、戦後まもない昭和24年5月16日、日本で14番目に指定された国立公園です。総面積は99,302haで、うち支笏湖地区が29,852haで、全体の30%を占めています。
 我が国を代表するカルデラ湖である支笏湖と洞爺湖をはじめとして、さまざまな火山活動によって形作られた山群で構成されています。


支笏湖と樽前山・風不死岳

国立公園の保護と利用

 国立公園は、その景観の度合いにより特別保護地区、特別地域、普通地域に区分して管理されています。
 特別地域は、その重要性に応じてさらに細区分され、特別保護地区および第1種から第3種までの地域に分けられています。

 支笏洞爺国立公園では、特別保護地区に樽前山の溶岩ドーム、オコタンペ湖、有珠山、昭和新山、登別地獄谷、羊蹄山などが指定されています。
 また、健全で快適な環境を確保し公共的な公園施設を重点的に整備する利用拠点として「集団施設地区」が設定されています。支笏洞爺国立公園では、支笏湖温泉、定山渓、洞爺湖温泉、登別温泉の4か所です。

特別保護地区

 特別保護地区は、あらゆる行為がもっとも厳しく規制されている地区であり、公園の核心となる地域です。


オコタンペ湖

樽前山の溶岩ドーム

特別地域

特別保護地区より規制が緩やかで、保護または利用上必要な地域です。


風不死岳

苔の洞門

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